Nordic Semiconductor、Vegard Wollanの新CEO就任を発表 CEOを22年務めたSvenn-Tore Larsenは退任

12
Dec
2023
ノルウェー、オスロ発
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超低消費電力無線ソリューションのグローバルリーダーであるNordic Semiconductor(OSE:NOD、以下Nordic)の役員会は、本日、20年以上にわたって同社を率いてきたSvenn-Tore Larsenの退任に伴い、Nordicの新CEOにVegard Wollanを指名したことを発表しました。

Svenn-Tore Larsenは次のように述べています。 

「技術面における果敢な選択、革新的な研究開発とエンジニアリング、世界をリードするお客様との長年にわたる強固なリレーションシップ確立におけるNordicチームの実績を、大変誇りに思っております。」 

Svenn-Tore Larsenはまた次のように述べています。 

「多くの可能性と輝かしい未来のある会社を去ることになりますが、私の後任としてVegardのような実績あるリーダーを迎えることを発表でき、大変嬉しく思います。Vegardは世界の半導体業界において突出した存在であり、シリアルアントレプレナー(連続起業家)としても並々ならぬバックグラウンドを有しています」 

Vegard Wollanの指名は、当社の長期的な戦略的発展を守るために2021年に開始された事業承継プログラムの一環として行われた包括的な国際調査を受けての決定です。 

役員会では、Nordicへの20年以上の年月にわたる計り知れないほどの貢献に対し、Svenn-Tore Larsenに心からの感謝を表したいと思います。Larsenは2000年に役員会の一員としてNordicに入社し、2002年にはCEOに指名され、年商1,000万米ドルに満たない小さなコンサルティング会社から昨年の年商7億7,700万米ドル、従業員数約1,500名を擁する世界的な半導体企業へとつながるNordicの道程を率いてきました。
Nordicの取締役会長Birger Steenは次のように述べています。 

「Svenn-Toreは、21世紀に入って以降の世界トップクラスの通信系半導体メーカーとなったNordicの発展において、主要な役割を担ってきました。彼の貢献がなければ、Bluetooth Low Energy市場と新興のセルラーIoT市場の両方で広く認められるリーダーとしてのNordicの地位を獲得することはできませんでした」 

Larsenは2023年12月31日まで勤務し、2024年1月1日付でWollanが着任します。次期CEOのVegard WollanはNordicの前身であるNordic VLSIでそのキャリアをスタートしました。1996年にAVRマイクロコントローラー技術をサポートする創案チームの一員としてAtmelに入社し、TouchおよびMCUビジネスユニット担当副社長兼ゼネラルマネージャーとして、高利益かつ利益率の高い収益10億米ドルの事業を構築しました。2016年にAtmelがMicrochip Technologyに吸収合併された後は、Mywoの創立に携わりました。Mywoは2021年にタッチ技術の世界的なイノベーションリーダーであるTouchNetixに吸収合併され、現在そこでWollanはCEOを務めています。 

Vegard Wollanは次のように述べています。 

「TouchNetixはエキサイティングな成長過程にある企業であり、私はこの明るい未来を見据えた優れた企業を去ることになります。そして今度は、自分のルーツである、国際的に名を知られる業界のリーダー企業となったNordicに戻るわけです。Svenn-Toreと彼のチームが作り上げてきたものに、私は感銘を受けています。組織を発展させるための新たなアプローチを私が持ち込むことで、今後の年月も収益性の高い成長を生み出していきたいと思います」