アセンブリおよびテストパートナーと協力し、Nordicは再生プラスチック製の コンポーネント包装リールを使用開始
低消費電力ワイヤレスIoT接続ソリューションのリーダーであるNordic Semiconductorは、再生プラスチック製のコンポーネントリールを使用する業界初の半導体企業の一社となり、持続可能性戦略における重要な一歩を達成したことを発表しました。
再生プラスチックへの切り替えにより、年間でほぼ15,000キログラムのプラスチック廃棄物を削減することができます。
Nordic Semiconductorで、サプライチェーン担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めるOle-Fredrik Morkenは、次にように述べています。「私たちは、常に環境への影響を最小限に抑える方法の模索を続けています。そのため、信頼できるOSATパートナーと共に、このマイルストーンを達成できたことを嬉しく思います。これは、Nordicのお客様が世界最大のワイヤレスIoT接続半導体チップの『消費者』であり、年間数億台のデバイスにNordicのコンポーネントが使用されていることを考えると、特に重要です」
モノのインターネット(IoT)が成長するにつれて、スマートホーム、ヘルスケア、アセットトラッキング、プロフェッショナル照明、ビルオートメーション、スマート農業、ユーティリティメーター、ワイヤレスオーディオ、小売などのアプリケーションで消費される、これらのチップの量も増加します。
私たちは、常に環境への影響を最小限に抑える方法の模索を続けています。
Nordic Semiconductorで、サプライチェーン担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めるOle-Fredrik Morken
Nordic Semiconductorで営業・マーケティング担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めるGeir Langelandは、次のように述べています。「これは持続可能性への小さな一歩ですが、重要な貢献です。Nordicが先頭に立っている、AIや機械学習などのIoTアプリケーションの市場潜在性を考えると、ノルディックが年間数十億台のデバイスを供給するのも遠くない未来です」
Nordicのコンポーネント包装リールの大部分は、再生プラスチックを再利用しています。このマイルストーンを達成するために、Nordicは再生プラスチック製のコンポーネントリールをテストし、それが従来の非再生品と同様に信頼性を持ち、関連するコンポーネントテープおよびリールの業界標準をすべて満たしていることを確認する必要がありました。これにより、輸送中に包装が壊れず、ノルディックの貴重な半導体部品を保護し、高速PCB配置機に供給される際に詰まることがありませんでした。
Morken次のように述べています。「お客様は、弊社の再生プラスチック製コンポーネントリールを問題なく生産プロセスに取り入れています。ESG(環境、社会、ガバナンス)に関して、私たちはグリーントークを実行に移す努力をしています。半導体チップ供給業者が環境影響を最小限に抑えるために行うべき多くの業界標準、最低限の良好な実践規則があります。しかし、気候変動と環境は最低基準で取り組むには重要すぎる問題です。より一歩進んで、環境のために自分の役割を果たそうとします。そして、それが今回私たちが成し遂げたことです」