Android TVベースのメディアストリーミング端末向けに Bluetooth LEリモコンのソリューションを提供開始

SMKのBTRC01 BLEリモコンのリファレンス設計に、高い処理能力および低レイテンシのBluetooth LE無線接続を備えたNordicのnRF52832 SoCが採用される

超低消費電力無線ソリューションのリーディング・プロバイダーであるNordic Semiconductor(OSE:NOD、以下Nordic)は本日、東京に本社を置くSMK株式会社(以下、SMK)が、同社の「BTRC01 BLEリモコン」のリファレンス設計に、無線接続と高い処理能力を実現するため、NordicのnRF52832 Bluetooth® Low Energy(Bluetooth LE)System-on-Chip(SoC)を採用したと発表しました。

リモコンのリファレンス設計は、Android TVのOSベースのスマートTVやセットトップボックス(STB)などメディアストリーミング端末のリモコンに最適です。「BTRC01 BLEリモコン」は、メカニカルキーと音声制御操作の両方に対応
しており、色は、ブラック、ブルー、レッドの3色展開です。NordicのnRF52832 SoCは、リモコンの音声操作コント
ロール、およびリモコンとAndroid TV間の低レイテンシでのBluetooth LEの無線接続を実現します。
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無線チップを選ぶ際、バッテリー寿命はとても重要なファクターであり、NordicのnRF52832 SoCを選んだ理由もそこにありました
SMKのSCI事業部営業部の小松 遼平氏
このリモコンは単4電池2本で作動し、NordicのSoCによる低消費電力効果により、通常時のバッテリー寿命が長くなります。nRF52832は、2.4GHz通信の5.5mAのピーク時RX/TX電流や、NordicのnRF51シリーズSoCと比較し最大80%も消費電力を削減する全自動の電源管理システムにより、消費電力を最小限に抑えるよう設計されています。

NordicのnRF52832マルチプロトコルSoCでは、96dB RXの感度の2.4GHzマルチプロトコル無線(Bluetooth 5、ANT™、および独自仕様の2.4GHz RFプロトコルソフトウェアに対応)にArmプロセッサを組み合わせています。nRF52832には、Bluetooth 5認証済みのRFソフトウェアのプロトコル・スタックであるNordicのS132 SoftDeviceが付属しており、高度なBluetooth LEアプリケーションを構築できます。S132 SoftDeviceは、Central、Peripheral、BroadcasterおよびObserverのBluetooth LEロールを提供し、最大20の接続でロール動作に同時対応できます。

SMKのSCI事業部営業部の小松 遼平氏は次のように述べています。
「無線チップを選ぶ際、バッテリー寿命はとても重要なファクターであり、NordicのnRF52832 SoCを選んだ理由もそこにありました。また、製品開発にあたり当社をサポートして頂いたNordicのエンジニアからの技術情報の提供や手厚いサポートなども極めて重要なものでした。」