Bluetooth 5 Long Range対応のドローン追跡システムにより リモートID関連の法規制への遵守が可能に

Braveridge

NordicのnRF52840 SoCを搭載したBraveridgeのリモートIDはドローンのIDと位置を送信

超低消費電力無線ソリューションのリーディング・プロバイダーであるNordic Semiconductor(OSE:NOD、以下Nordic)は本日、日本のIoTソリューション企業の株式会社Braveridge(本社:福岡県福岡市/代表取締役社長:小橋 泰成、以下Braveridge)が、ドローンメーカーが自社製品に組み込める低消費電力のドローン追跡および法令遵守のためのソリューションを発売したことを発表しました。「リモート ID」デバイスは、NordicのnRF52840 SoCで可能なBluetooth® 5 Long Range接続機能を介してドローンのID情報と位置情報を送信します。また同社は、複数のドローンの動作範囲をマップ上で表示、監視および記録するためのリモート ID用受信機およびiOS/Androidスマートフォン用関連アプリも開発しました。

ドローンや無線操縦航空機では基本IDや位置、認証情報といった機体の情報を1秒ごとに送信する必要があるため、「リモートID」にはBluetooth 5 Long Rangeの信頼性の高い機能が重要となります。nRF52840 SoCは、読み取り範囲4倍などのBluetooth 5の機能を完全にサポートし、95dBm のRX感度(1Mbps Bluetooth LEの場合)を実現します。また、オンチップパワーアンプにより最大出力を+8dBmにまで増幅し、総リンクバジェットは103dBmを超えます。 

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以前から変わらない優れたユーザーサポートのおかげで、開発を行う上で自信と安心感が得られ
Yasunari Kohashi, Braveridge

小型(40 x 40mm)で軽量(8.5g)な「リモート ID」の電力は、ドローンのメインユニットから供給されます。

最近改訂された日本の法規制では、100g以上の無人航空機にリモートID機能の搭載が義務化されています。日本の法律では、航空機のIDは国土交通省航空局が所有するクラウド上のサーバーから取得したもののみが有効となります。Braveridgeのアプリはこのクラウドサーバーへの接続に対応しているため、「リモートID」の基板と「リモートID」の受信機に対するIDのプログラミングを、NordicのSoCが提供するBluetooth LEまたはBluetooth 5 Long Rangeでの接続を通じて行うことが可能です。 

Braveridgeの代表取締役社長である小橋 泰成氏は次のように述べています。
「NordicのICの品質の高さはもちろんのこと、開発環境に関するNordicからの情報の得やすさと、以前から変わらない優れたユーザーサポートのおかげで、開発を行う上で自信と安心感が得られ、開発作業に効果的に注力することができました」

このリモートIDソリューションでは、日本と類似したリモートID規則を有する海外市場もターゲットとしています。