Building automation
Industrial grade low power wireless connectivity for building automation and sensor networks
通常、小型の設計では非常に高額な4層基板が必要とされ設計トレードオフとなりますが、nRF52805 WLCSPはわずか2.48 x 2.46mmで2層基板設計に最適化されているため、小型且つ低コストでの設計を可能にしています。 nRF52805はスタイラスやプレゼンター、センサー、ビーコン、使い捨て医療機器、ネットワークプロセッサのセットアップといった、大量生産の小型のワイヤレスアプリケーションに最適なBluetooth LEソリューションです。
nRF52805は現在S112 SoftDeviceに対応しており、S113 SoftDeviceにも近々に対応予定です。S112およびS113 SoftDevice(Bluetooth 5.1認証済みプロトコルソフトウェア)は、2Mbpsの高スループットおよびCSA #2の両機能に対応するメモリ最適化されたペリフェラル用スタックであり、ブロードキャスターと同時並行する1つのペリフェラルとして最大4つの接続をサポートします。また、接続の本数と1接続あたりの帯域幅を設定できるため、メモリと性能の最適化が可能になります。S112 とS113はいずれもLE Secure Connectionに対応しており、LE Legacy Pairingと比較してセキュリティ性能が向上しています。S113ではLE Data Packet Length Extensionにも対応しているため、パケットあたりのスループットが増加し、オーバーヘッドが低減します。
NordicのnRF5 SDK(Software Development Kit)でのnRF52805の利用方法を説明するガイドが入手可能です。nRF52 Development Kit(DK)を使用すればnRF52805のエミュレートが可能なため、このDKをベースのハードウェアとして設計を開始し、その後にカスタム開発ボードへ移行することを推奨しています。
Nordic のプロダクトマネジメントのディレクターであるKjetil Holstadは次のように述べています。
「nRF52805は、低価格な2層基板設計に最適化されたWLCSPのBluetooth 5.2ソリューションで、実績のあるnRF52シリーズをさらに拡大する製品です。小型且つ低コストであるため、nRF52シリーズの高い機能と信頼性を、超小型/低価格なワイヤレス周辺機器設計というまったく新しい領域へと拡大することが可能になります」
nRF52805は現在量産出荷を開始しており、GPIO 10本を搭載した2.48 x 2.46mm WLCSPとして発売しております。
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